2010年2月3日水曜日

トッテンさんのこうした暮らしは単なるエコロジーではなく、もっと深い理由があったのだと。お話は2時間に及び、経済分析や会社の経営哲学、孔子や聖徳太子、欧米と日本の歴史の差、ここでは出てきませんが、靖国参拝や北

2030年 ――― これからの時代はリゾートに別荘を持つことより自家菜園を持つことがステータスになってくるのではないでしょうか。過疎地域の問題や農業人口の減少、そして最低ランクの食物自給率の現在の日本において、いつか来るといわれる食料危機も、世界最大の人口を誇る中国と最大の成長率のインドが食料輸入国に回った今、現実的問題として顕在化しています。温暖化や環境問題と比較しても明日の食事の問題はそれらに劣らず重要であり、人が人である限り、常について回るくらい重要なテーマ

<2030.jp編集室より>

私たち編集部も最初に感じたのは「トッテンさんは徹底したエコロジスト」ということでした。でもその解釈も見事に裏切られることになりました。トッテンさんのこうした暮らしは単なるエコロジーではなく、もっと深い理由があったのだと。お話は2時間に及び、経済分析や会社の経営哲学、孔子や聖徳太子、欧米と日本の歴史の差、ここでは出てきませんが、靖国参拝や北朝鮮のミサイル問題、アメリカのスパイ活動、はては女体寿司 (!?)までおよぶ広範で、刺激的なものでした。驚いたのはそれらの全部の論点の帰結として、この裏庭の畑作業につながっているということでした。
そして、それは何より、私たちの将来とも密接に関わってくる社会経済の行方、私たちこれからの生き方も示唆する素晴らしいお話でした。
多くの日本人はこの島国でこの社会が当たり前だと思っているけど、アメリカ人であるトッテンさんの目には、異常なことに映っているのかも知れません。帰化されただけに、そして日本を愛しているだけに、その状況が腹立たしいのだと思います。
ともかくも、私たちの生きる道を力強く、しかも大きな背中を見せながら示唆していただいたビル・トッテンさんにこの場を借りて、心からお礼申し上げます。









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PROFILEBill Totten | ビル・トッテン
株式会社アシスト代表取締役・評論家。2006年8月、日本国籍を取得。カリフォルニア州に生まれる。経済学博士。1969年に来日。1972年、パッケージソフトウェア販売会社「アシスト」を設立。日米問題についての著書を精力的に執筆。テレビや講演でも活躍。

ビル・トッテン コラム 「Our World」

<著書>
『日本は悪くない』高橋吾郎との共著ごま書房(1990)
『転機に立つ日本―日本人よ、勤労の精神を忘れるな』光文社(1992)
『日本人はアメリカにだまされている』ごま書房(1994)
『うろたえるな、日本』(大前研一、田原総一朗との共著)ごま書房 (1994)
『日本はアメリカの属国ではない』ごま書房 (1997)
『日本はアメリカに負けていない』ごま書房 (1998)
『論語に学ぶ人の道』(船井幸雄他との共著)ビジネス社(1999)
『「脱アメリカ」が日本を復活させる』徳間書店(2000)
『銀行は強盗、外資はハイエナ―日本再生の処方箋』小学館(2002)
『日本は略奪国家アメリカを棄てよ』ビジネス社(2007)
『愛国者の流儀』PHP研究所(2008)
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