21日 三井海上 英国ロイズでの保険引受事業に進出
三井海上火災保険株式会社(社長:井口武雄)は、保険取引のリーディング・マーケットである英国ロイズ※1の法人メンバー※2として単独シンジケート※3 を開設し、ロイズ・マーケットでの保険引受事業に進出いたします。すでに今月17日にロイズ審査委員会より正式認可を受けており、本年4月から事業を開始する予定です。
当社が新規に開設するシンジケートでは、当社が直接雇用した英国の著名アンダーライターであるアラン・ゲスト氏※4を責任者とするチームにより引受を行うものであり、かかる本格的な体制での進出は本邦損害保険業界では初めてのことです。
(ご参考)
※1 いわゆるロイズとは、「ロイズ組合(Corporation of Lloyd’s)」のことであり、保険引受業務を行う場所の提供及び関連するサービス業務を行っている保険引受市場の総称を指しています。
※2 従来は無限責任を負う個人メンバーのみがロイズへの参加を認められていましたが、1994年以降法人メンバーの参加が認められました。法人メンバーは、無限責任を負う個人メンバーと異なり、有限責任を負います。
※3 シンジケートとはロイズ・メンバーが集まって形成する保険引受団体のことを指しますが、このうち単独のメンバーにより形成されているシンジケートを「単独シンジケート」と称します。
※4 1968年以来、英国大手保険会社においてアンダーライターとしての経験と実績を積んでおり、直近2年間は、ロンドンにおける企業保険引受の最高責任者(除くマリン、航空保険)として活躍し、卓越した引受成績を収めています。
当社関連日系契約の扱いを通じて、当社の経営方針や保険についての考え方を良く理解している人物です。
本事業において同氏は、当社単独シンジケートのアンダーライターであると同時に、事業統括会社及び法人メンバー会社のCEOに就任いたします。
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